物の買い方②選ぶ
買い物、物の扱いについて。
物を持つ=処分し終えるまで管理する。
物の管理に長い時間や労力を割けないなら、持つものを厳選する必要がある。
素材
例)洋服の場合
<天然繊維>自然界にあるものから作られる素材
綿(コットン) …植物からできる。子供の肌着にも使われ、肌触りが良い。保温性、耐久性にも優れ、価格も手ごろ。
麻(リネン) …植物からできる。速乾性、通気性に優れ、夏場に最適。サラッとした肌触り。綿素材よりもやや高額。洗いざらしのシワ感も魅力。
ウール …羊の毛。しっとりした素材感で、温かみがあり、セーターなど冬の衣類によく使われる。虫食いしやすいので保管に注意。
シルク …蚕の繭からできる。水でちぢみやすい。手触りがよくスカーフなどに使われる。高価。
<化学繊維>主に石油から作られる合成繊維(化学繊維の一種)
ポリエステル …軽く、衝撃に強く、肩崩れが起きにくい。肌着から上着、バッグ、アウトドア用品など幅広く使われる。乾きやすい。
ナイロン …ストッキングやバッグなどの素材。摩擦に強く伸縮性があり、軽い。
例)家具の場合
木材 …雰囲気がナチュラル。家具に多く使われる。木を貼り合わせた集成材(品質が一定で扱いやすい)、木からそのまま切りだした無垢材(木そのものの個性を楽しめるがメンテナンス必要)など、用途やメンテナンスの頻度で選ぶ。
プラスチック …安くて軽い。丸洗いできるものもあり、掃除が簡単。静電気が起きやすいのでごみやほこりが付きやすい。色や形のバリエーション豊か。耐久性は他のものに比べると低い
金属 …とにかく丈夫。シンプルな印象になる。
ガラス …透明でキレイ。光の反射なども楽しめる。リビングのローテーブルやコレクション棚など、飾り用の家具におすすめ。割れに注意。
価格
・使い捨て目的で買うのか、長く使いたいのか大まかな予算を決める
・家電や工具、素材などは、機能性と価格が比例する場合もある
・購入価格と同時に、(洗濯機や家電なら)使用時にかかる電気代や水道代、(プリンターなら)インク代やインクがどのくらい持つかなど、使用時にかかるランニングコストも考える
・洗濯機や冷蔵庫、オーブンなど、長く使う家電はランニングコスト大事
耐久性
長く使うもの、ハードなシーンで使うものは耐久性が大切
・ベッド、ソファ、棚など
長く使う
重いもの(人や大量の荷物)を載せる
・ハードな環境で使うもの
毎日履く靴、仕事の作業着
アウトドア用品
機能
人気商品でも、自分にとって必要な機能が備わっていない場合もある
高価格で多機能家電は、結局ほとんど機能を使いきれず、宝の持ち腐れ状態にも。
キッチン家電
冷凍ご飯や冷凍食品、お弁当の温めだけなら単機能レンジで十分
温めはほぼせず、オーブン調理が多い場合は2段タイプのオーブンを買う
1日に1~2度コーヒーを飲む程度なら、鍋での湯沸かしが早い
洗濯機
部屋干し派で乾燥機能もよく使うならドラム式
外干し派で購入費用を抑えたいなら、乾燥なしの縦型洗濯機
縦型で風乾燥付きなら、部屋干しの時間を短縮できる
忙しいので洗濯作業を極力減らしたいなら、洗剤自動投入・予約タイマー・乾燥機能付きのドラム式
家具
棚など、高さや幅を調整できるか
キューブボックスなど、組み換え自由なタイプは引っ越しして間取りが変わっても使い続けやすい
折りたたみ可能かどうか
組立タイプは、捨てるときに分解して安く捨てられる場合も
育児中で汚れが気になる場合は、汚れが付着しにくい素材かどうか
ブランド
基本的に好みの問題が大きいが、ロングセラーブランドは品質と価格が合っている場合がある。
個人的にロングセラーを参考にしたいもの
↓
食器、カトラリー、鍋
家電
工具
文房具
収納用品
アウトドア用品
大きさ
間取りやスペースに合うサイズかどうか
使ったとき、動線の邪魔にならないか
使用頻度が少ないもの(簡易テーブルなど)は、折りたたみできるか、省スペースで収納できるか
メンテナンスのしやすさ
・家電
洗濯機のくず取りフィルター、洗剤投入口、電気ヒーターやドライヤーのフィルターが丸洗いできる
交換部品がネットですぐに買える
ドライバーなどで簡単に分解掃除できるとなおよし
取り外しできないフィルターは掃除しにくい
・家具
ソファなどのカバーは丸洗いできるか
布団やマットレスは天日干し不要なものを選ぶと、外干しの重労働が減る